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文系お姉さんの日記

元接客業の20代文系お姉さんの日記。とはいえその日の出来事はほぼ書きません。

意地は張っても悪くするな

可愛いショートパンツはいたところで脚が汚く靴下が粗末だったら何の意味もなさない。と、家を出てから気づく。一旦引き返して着替え直すのも億劫で、駅で適当にストッキングを買ってトイレで履きかえた。黒ストッキング。何とかごまかせそうだと思った。


自分で思っているほど他人は自分を見ていない。私が手入れしていない脚に毛玉の浮いたハイソックスをはいていても気にならない。というか、私が見えてもいないだろう。モブ、あるいは背景の一部。あいつ可愛くねーなと思ってもらえるだけありがたいのかもしれない。
それでもわざわざストッキングに履きかえるのは、かろうじて残っている意地だった。だらしない、見苦しいブスより小綺麗なブスでいたい。荒んだ身なりは心まで荒んでくるのだ。誰かにとっては単なるモブでも私にとって私は主人公、せめて自分だけはきちんと自分を見ていたかった。


ごまかそうと思っている時点でどうかという話だ。そして今日も脚の手入れを忘れる。しばらく黒ストッキングのお世話になりそうだ。