文系お姉さんの日記

また無職になったぞ!!!!!文系お姉さんのnotリアルタイム日記

0から作ることの難しさ

小学校低学年の頃、私は国語の宿題が嫌いだった。理由は「字を書くのがめんどくさい!」一択である。めんどくさい、漢字もだけどひらがながめんどくさい。数字しか書かなくていいから算数の宿題の方が好きだったくらい。


ある日私は発狂する。
「ひらがななんかめんどくさいだけだ!もっと書きやすい文字を作ってやる!」
そして使ってないノートを引っ張りだし、新たな文字の開発に取り組んだ。馬鹿丸出しである。
「きっちりした文字は書くのが面倒、ぐしゃっとした一筆書きにしよう」
そんなことを考えて、『あ』から『お』までにあたる文字を作成していった。


母音5文字が完成した時点で、あることに気がついた。
「ぐしゃっとしたやつだと書くとき逆にめんどくさい」
いわゆるぐるぐる書きみたいな文字は適当に書ける故に、意識して書こうとするとかえって面倒なのである。当たり前である。子どもの落書きをもう一度再現して描くのが難しいように。
私は悟った。既存のひらがなはすばらしく使い勝手が良いのだと。文字を生み出すのは容易ではないことを。


こんな阿呆なこと考えていたけど、当時は習字を習っていた。字を書くことをめんどくさがる奴だったから上手くはなれなかったんですがね。
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