文系お姉さんの日記

元接客業、現在接客兼販売業の20代文系お姉さんの日記。とはいえその日の出来事はほぼ書きません。

お祭りの思い出

先日近所でお祭りがあって、浴衣姿の姉ちゃんや甚平きた兄ちゃんを随分見かけた。人混み大嫌い、祝い事やイベントのノリが照れくさくていまいちはしゃげない私はその日の晩ご飯調達のためにひっそりと祭りに顔を出してきた。

そこで大学時代に食べたどんどん焼き(箸巻きって名前で売ってた)を見つけ、せっかくだからと買ってみた。もっちりした生地がやっぱり美味しい。大学時代を思い出してちょっと寂しかった。

ふと頭に浮かんだのは、大学時代にボランティアで参加した某市のお祭りだ。多分初めてどんどん焼きを食べたお祭りだったと思う。そこで見た光景が、私の中で一番切ないお祭りの思い出だ。




お祭りが終わって帰りの駅でのことだった。

当時の私と同い年くらいの、浴衣姿の女の子が静かに顔を覆って泣いている。そばには困惑した様子の彼氏らしきイケメン。2人から(もっぱらイケメンから)話を聞いている駅員のおじさんは、やはり困惑しながらも同情的な目をしていた。

駅には私と一緒にボランティアに参加した友人と、そのカップルと駅員さんしかいなかった。この時点で気まずい。夜遅く、田舎の駅だったので静まりかえっていたため聞き耳を立てれば話している内容も聞こえそうだったが、流石にそんなことしたくなかった。

お祭りを楽しんでもらうためにボランティアをして、それが上手くいってお客さんワイワイ運営ウハウハな結果で終われたのだ。疲れたけど楽しかったし最後の花火綺麗だったねーなんてキャッキャと喋りながら帰路についていたのだ。
それなのに目の前で女の子が、しかも浴衣をきっちり着付けてお洒落もした女の子が泣いているのだ。私と友人がボランティアしていたお祭りを、彼氏と楽しんだであろう女の子が。
つらすぎないだろうか。私の考えすぎだろうか。

時折何か話すために顔を上げる女の子は、よく見ると学科は違えど同じ大学の学生で、更に当時よく利用していたスーパーでレジ打ちをしていた子だった。気まずすぎだろ。

別にこちらの顔は覚えてないだろうが、何故か悪いことをした気になってとりあえず俯いて顔を隠した。電車が来るまでの数十分、ほんとに地獄だったと思う。



と、ここまで書いて「お祭りでの思い出じゃなくてお祭りの帰り道での思い出だったわ」と気づいたが、お祭りのことを思い出そうとするともれなくその光景がセットで引っ張り出されるのでもうお祭りでの思い出ってことで良いでしょう。

真相はわからんけど、きっと女の子はスリに遭ったか何か落としたんでしょうね。怪我してる風もなかったし、特に身なりが乱れてることもなかったので。


これを筆頭として、あんまりお祭りに良い思い出が無いのだ。だから余計に楽しめないのかもしれない。他のお祭りエピソードについてはまた気が向いたときに書こうと思うのでここでは触れないでおく。

楽しかったのは2年続けて行った花笠祭ぐらい。あー懐かしー、もう一回行きたいなぁ〜