文系お姉さんの日記

また無職になったぞ!!!!!文系お姉さんのnotリアルタイム日記

牧場物語の中毒性たるや

まだバリバリの無職で半引きこもりだったときの話だ。

 


自室で夜通しゲームに熱中していたら、早朝4時ごろに誰かがトイレへ駆け込む音が聞こえた。それからしばらくしてうめき声。母の声だった。

 


これはまずいかもしれない、とDSを閉じて様子を伺っていると、真っ青な顔をした母が「申し訳ないが夜間診療所に連れていってくれ」と這いつくばるようにして私の部屋に来た。

そんな状態なら救急車を呼んだ方が良いと思ったが頑なに夜間診療所がいいと譲らないので、出来る限りの全速前進で病院に連れて行くことにした。ちなみに何故私だったかと言うと「車の運転ができて暇そうだから」らしい。まあ無職でしたので。

 


徹ゲー直後に運転して大丈夫なのかと自分でも不安になったが時間帯的に全くと言っていいほど他の車がいなく、夏で明るかったし、何より母の異常事態に神経が尖ったのか危なげなく車を走らせることができた。マジで真似しないでほしい、私も二度と徹夜後に運転しないから。

 

 

 

 


診察してもらったところ母の体調不良は病気ではなく、職場のエアコンが直撃して極度に体が冷えたことが原因だった。

熱中症は確かに怖いがそれと同じくらい冷えも怖い。母の職場は炎天下の中野良仕事をするおじさんやスーツで歩き回るおじさんに合わせた空調だったので、ずっと室内にいるとハチャメチャに寒いのだ。特に女性には地獄であろう。

 

 

 

とりあえず病気でなかったことと原因が分かってホッとしたが、大事をとって母をしばらく休ませることにした。母はワーカホリック気味というか仕事してナンボなところがあるので、下手に動かすと倒れるまで働いてしまう。実際これ以前も以降も何度か倒れているのだ。

 

 

 

 


帰りの車の中、ふと母に

「そういえば何であの時間に起きてたの?」

と訊かれて血の気が引いた。

まさか「徹夜で無人島開拓してたから起きてたっつーか寝てなかったんだよね」とは答えられまい。そんな状態で運転している奴の車になんか誰が乗ろうか。私だったら運転を替わっている。

更に無職のくせに徹ゲーに勤しんでいるなんて養っている親からしたら断罪ものだろう。看病する前に家から叩き出されてしまう。

 


8ビットの脳みそをフル稼働させ、咄嗟に「尋常じゃない足音とか声が聞こえたから起きちゃった」という、まあ完全な嘘ではない答えを出したら、母は本当に申し訳無さげに迷惑かけてごめんねと謝ってきた。

 


謝るのは私のほうだ。

 


この後2ヶ月ほど実家で無職として過ごしてから家を出たのだが、その間家事を積極的に行いゲームを控えた。母への罪滅ぼしである。

 

 

 

このブログを母が読むことはないだろうが、もし読んでいたのなら当時の私を許してほしい。もう徹ゲーはやらないし寝てない状態で運転することはあれっきりだったから。

 

 

 

何度も言うがまじで徹ゲー後の運転はしてはいけない。